自動車メーカーのダイハツが、車両の安全性を確認する衝突試験で不正があった問題が発覚しました。
これにより全車種が出荷停止となり、納車待ちの人はどうなるのか?という疑問が湧いてきます。
新車が届くのを心待ちにしていた方には、かなりショックな報道内容です。
そこで納期が未定の場合や納車してしまった場合、どうなるかについてお伝えしていきたいと思います!
ダイハツ納車待ちどうなる?
自動車メーカー、ダイハツは2023年12月20日に認証申請の不正に関する記者会見が行われました。
その会見で明かされた一部の内容で
という報告がありました。
納期待ちの人はどうなるのか?
キャンセルできる場合と、できない場合について順番に見ていきますね。
納期未定ならキャンセルできる
現在の国内の受注残は6万台あると発表されています。
6万台の車が納期未定という事ですね。
結論からお伝えすると
と言う分かっています。
車の契約において、キャンセルできるか否かは「契約成立しているかどうか」によって異なります。 契約成立前 であれば、「メーカー発注済み」かどうかにかかわらず、キャンセルは可能です。
引用元:自動車公正取引協議会
車の注文書には契約成立の時期は、納車された時との文言があり注文するだけでは契約は成立されません。
納車してしまうとキャンセル不可!クーリングオフは使えない
残念ながら契約してしまうと(納車)一方的にはキャンセルはできないという事実があります。
そして契約を解除する制度「クーリングオフ」は適用されるのかどうかですが、納車するとこちらの制度も使うことはできません。
何にでもクーリングオフは使えるのかと思いきや、新車と中古車は適用対象外となります。
しかしクーリングオフは使えないけど条件が合えば、車のキャンセルができる可能性もあるようです!
クーリングオフ使えない=車のキャンセルできない…ではない条件もある
契約書に記載がある場合
購入契約書には、契約解除の可否や、中途解約が可能な事由が定められていることが多いです。その条件に当てはまる場合は、当該契約条項に従って契約がキャンセルできます。
引用元:ガリバー2023年1月13日
契約書に記載があれば、契約後にキャンセルを承るケースもあるようです。
しかし販売店によって契約は違いますので、書面やお店での確認が必要となります。
売り主が隠ぺいしていた場合
仮に売主が重大な欠陥があり、車検に通らないなどの事実を隠していたことが発覚した場合により、契約がキャンセルできる可能性があります。
しかし今回のダイハツ社の不正問題は販売側は知らされてはいなかったため、こちらは適合されないことが考えられます。
納車はまだで支払い済みの場合はどうなる?
納車はまだだけど、車の代金を支払ってしまった人の場合はどうなるのでしょうか?
出荷済みの車両は販売会社ごとに顧客と対話し、納車するかどうか判断する
引用:日刊自動車新聞2023年12月21日
販売側とお客側で相談して決めるとのことで、ダイハツ本社の指示では決めることができないということが明かされました。
よって支払い済みの方がいれば、直接販売店に連絡することが望まれます。